あさりの冷凍保存方法は、大きく分けて2種類あります。殻付きのままで保存する方法と、むき身にして保存する方法です。
詳しく言うと、むき身にして保存するには、生のままと火を通す方法があります。
どちらも冷凍保存できます。
まずは、殻付きのまま、冷凍保存する方法と素な抜き方法です。
<砂抜きのやり方>
コツ:
潮干狩りに行く際は、多めの海水を持って帰りましょう。あさりが住んで居た海水を使うのが、一番上手にあさりに砂を吐かせるコツです。
塩抜きさせる用の塩水を作る場合は、3−4%の塩分濃度が理想と言われています。
3−4%と言うと、水2リットルに対して塩の量は60−80gです。
水の量:
あさりをボウルやバケツに入れて、あさりが完全に海水に浸るようにします。海水は、あさりの上に手をのせて見て、自分の手の甲が埋まるくらいの水分量が、やってみて一番いいと感じました。
少なすぎると、アサリが砂を吹く際に海水も吹いてしまうので、次の日の朝には干上がってしまっていることもあるので、アサリが埋まるギリギリだと少なすぎます。
置き場所:
砂抜きをさせるのは、屋外かお風呂場にしましょう。お風呂場の場合は、使用してすぐの暑い状態は避けます。
かなり吹き飛ばすので、キッチンシンクだとカウンターやフロアまで水浸しになることもあります。
涼しい日陰に置いておきます。
砂抜きの期間:
1晩置けば、砂を吐き切ってくれます。
夕方くらいに設置して、次の日の朝には、美味しいお味噌汁で頂けます。
その日取ってきたあさりをその夜食べても、海水につけてあったのなら、大半は勝手に砂抜きされていますが、即効砂吐きをさせたい場合は、45度くらいのお湯に15分程度浸けると、舌を出して砂を出してくれます。
注)熱すぎるお湯は禁物です。貝が開いてしまえば、一番美味しい出汁が全部でてしまいます。
<殻付きあさりの冷凍保存方法>
以上の方法で塩抜きしたあさりを、冷水で洗って砂やゴミを落とし、キッチンタオルで軽く水気を取って、ジップロックに入れて冷凍保存します。
なるべく空気が抜けるように、1袋に沢山詰め込まないのがこつです。
なるべく真空に近い状態まで空気を抜いて、冷凍保存します。
期間:
冷凍保存して1ヶ月は保存できます。
2−3ヶ月保存可能とも言われていますが、我が家では1ヶ月以内に消費してしまうので、それより長い期間の冷凍保存はまだ挑戦したことがありません。
解凍方法:
解凍をする必要はありません。冷凍庫から出して、そのまま調理に使います。
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次に、むき身にしたあさりを冷凍保存する方法です。
まずは、生のあさりのむき身から説明します。
その前に、身が収まり切らないきらないほどの、大きすぎる驚きの貝の写真をシェアしたいと思います。
スゴいです。
<アサリの剥き方>
砂抜きしたあさりを水で洗い、ザルに開けて水気を取ります。
サイドからナイフをスライドさせて入れ、ジョイントの部分へナイフを差し込み、ナイフの角度をグッと変えて貝を開き、上側の貝を剥がしとります。
オイスターナイフや、アサリ剥き専用のナイフがあると簡単です。
貝柱をすくうように剥がして、身を取り出します。
固い殻は、タオルなどで抑えて開ける方が簡単ですが、出汁を無駄にしたくないので、できるだけボウルなどの上で直接殻を開けるといいです。
冷凍保存方法:
ザルに開けて出汁を切り、ジップロックに入れて保存します。
もちろん、出汁はスープなどお料理のダシとして利用してください。
<アサリのむき身の作り方>
・砂抜きしたあさりを、水洗いします。
・お皿にアサリを並べて、ラップをしてチンします。
・時間は2分から試してみましょう。2分でも開かない場合は、30秒ごと追加して開くまで温めます。
・開いたらそれ以上温めずにすぐに取り出し、身と出汁をお皿に取り出します。
冷凍保存方法:
粗熱がとれたら、出汁に浸けたままジップロックか冷凍保存用のタッパーに入れて冷凍保存します。