暑中見舞いと残暑見舞いの期間、基本マナー、書き方、出す相手、
など役立つ夏はがき情報のまとめです。
暑中見舞いと残暑見舞いの違いとは?
梅雨の時期になると、そろそろ準備を始めなければならないのが
「暑中見舞い」ですよね。
送る相手は?
親しい友人や親戚はもちろん、ビジネスマナーとして、上司や
お世話になってる方々に、季節のお見舞いとして送ってみましょう。
学生は先生に送ってみましょう。
暑中見舞いと残暑見舞いの違いは?
<暑中見舞い>
時期:梅雨明け後~立秋まで
小暑(7/7~)と大暑(7/22~)の間の30日間(暑中)
暑中の間に出す見舞いの書状
<残暑見舞い>
時期:立秋~処暑(8/23~9/6)
暦上「秋」に入ってから出す書状
毎年明確には日にちは決まっていませんが、夏に出すか、
夏の終わりで秋の初めに出すかで名称が変わります。
特に暑中見舞いのほうは「梅雨」というあいまいな基準しかないので、
送る相手の住む地域の気候をよく知っておきましょう。
暑中見舞いと残暑見舞いの書き方は?
特に目立った違いはありませんが、季節の言い回しが少し異なります。
たとえば「盛夏」という言い方は残暑見舞いには相応しくありませんね。
「晩夏」「立秋」などの言葉を入れるといいでしょう。
【書き方の手順】
1)挨拶
「暑中見舞い申し上げます」「残暑見舞い申し上げます」
2)相手の安否を気遣う
3)自分の近況
4)相手の健康
5)後付、日付など
という流れになります。
また、細かいことではありますが、書き方には十分気をつけて。
常に相手を立たせるようにしましょう。
「私は元気ですが、そちらはいかがお過ごしでしょうか」というより
「いかがお過ごしですか、私は元気です」といった感じです。
相手を気遣ってから自分のことを知らせるようにしましょう。
基本的なマナーとは?
Q. 自分は出していないけれど、相手からはがきが届いた場合
年賀状と同じく、相手から届いた場合は必ずこちらからも出しましょう。
もし「暑中見舞い」で届いても、立秋が過ぎていれば「残暑見舞い」を
出しても大丈夫です。
出す時期によって書状を使い分けましょう。
その際一言、はがきのお礼を入れておくと尚いいですね。
Q. 喪中の人にも出して大丈夫?
問題ありません。
相手が喪中であっても、また自分が喪中であっても出して大丈夫です。
年賀状は新年を祝うものなので、喪中の人はだめですが、
暑中見舞いと残暑見舞いは季節の挨拶です。
しかし四十九日など、大事な日に被ってしまう場合は
少し時期をずらすといいでしょう。
Q. 暑中見舞いと残暑見舞い、両方同じ人に出すべき?
どちらか一方で構いません。時期を見て判断しましょう。
暑中見舞いも残暑見舞いも、別に難しいことは何もありません。
要は相手を気遣う気持ちが大切なのです。
今は絵葉書やキレイなイラスト付きのはがきも増えてきました。
自分でも楽しみながら相手を気遣えると、貰った人もうれしくなりますね。
ぜひ相手を思い、筆を走らせてみてください。