すだちとかぼすの見た目と味の違いとは?
それぞれの美味しい食べ方とは?
爽やかな酸味がお料理のお味をがらりと変える、2種類の柑橘類
「すだち」と「かぼす」についてご紹介します。
どちらも、俗にいう「酢みかん」の一種です。
見た目もそっくりですよね。
見た目はそっくりなのですが、一番のちがいは大きさです。
そして、食べ比べてみると、お味も全然異なります。
嗅ぎ比べてみると、香りも異なります。
それぞれの特徴とおいしい食べ方を見ていきましょう。
<すだちの特徴とおいしい食べ方>
和食と相性のよいイメージのある「すだち」。
徳島原産の柑橘類で、柚子の仲間であることから、
ゆずと香りも多少似ています。
かぼすと比べると、大きさが小さいのがすだちです。
また癖のない爽やかな酸味なので、焼き魚やお刺身のほか、
そうめん、冷奴などさまざまな日本料理に合うお味です。
やはり定番は焼きもの。
焼き魚に加えると風味がアップして本当においしくなります。
秋だったら、松茸にキュッと絞るのも最高です。
そういえば、以前徳島を訪れた時には、「すだちジュース」
なるものを見かけましたよ。
私が好きな食べ方としては、スライスしたアボカドにキュッと絞って
お醤油をかけて食べる方法です。
<かぼすの特徴とおいしい食べ方>
すだちとそっくりな見た目のかぼすですが、
大きさはかなり大きいです。
大体ゆずと同じか、それよりもう少し大きい程度です。
大分の特産物であることも特徴のひとつです。
かぼすは、酸味がかなり強く独特の香りがあるので、
好き嫌いが分かれるようです。
用途としては、ふぐ料理が有名です。
刺し身や天ぷらに合わせてもおいしいですし、
手作りポン酢にも活用できます。
<一押しの食べ方>
私のおすすめは、鍋物のとりわけ皿にほんの少し垂らすこと。
いつもの定番の味に変化が出ます。
酸味と香りで二重の爽やかさが加わります。
一度トライしてイケる!と感じたのがラーメンにしぼった食べ方。
最近レモンラーメン、グレープフルーツラーメンなるものを耳にしますが
酸味のある果汁とラーメン汁は意外にマッチします。
柑橘類なので、スイーツにしてもいいです。
爽やか系のシャーベットにすこしかけても夏にぴったりです。
かぼすは、柚子と同じように皮を利用することもできますよ。
おろしたり刻んだりして飲み物に入れると爽やかな香りが楽しめます。
水道水のカルキ臭を消すのにも柑橘類の果汁が良いそうなので、
かぼすで試してみても良いかもしれませんね。