8月15日マツコ&有吉の怒り新党で、不倫騒動でTV露出を控えている
タレントの矢口真里さんについて、マツコ・デラックスさんの思いを
語っていました。
芸能界の不祥事の扱い方に、考えさせられる内容でした。
<28歳女性弁護士からのお便り>
芸能人に何かの不祥事が起ると、「最低」「クズ」などの
卑劣な言葉でその人を批判し、当人同士の全く分らない状況も
理解せずに、ここぞとばかりに痛烈批判をする人に腹が立っている。
という内容のお手紙から、マツコさんが語り始めたのが、
実際の過ちがない場合でも、真実でない誰かの想像が膨らんで、
大きな非難が起る事に疑問は感じつつも、人の不幸を語る事が、
人の快楽なのかもしれないということでした。
マツコさんは、人の悪口を言わない事が法律で決まったとして、
それを言わないように我慢したとしても、どこかでしわ寄せがくるのでは、
という思いを語っていました。
マツコさん的には、社会には若干のはけ口がないと、成り立たないのでは、
という見解でした。
清廉潔白で全ての人が生きていくとすれば、それはそれで、
どこかに凶器ができちゃうのではないかと思うとのこと。
マツコさんのこの意見は考え深いと感じました。
よく、怒り新党でも人の悪口を言う事について、一番楽しい話だ、
的なことを口にしているマツコさんですが、実際だれかとうわさ話を
することでストレス発散になっている部分も多々あります。
この部分を取り上げられたとしても、どこか他の部分でその
しわ寄せとして何かが起るのでは、とはうなずける意見だと感じました。
マツコさんは、嫌なことだけど仕様がない気がすると言いましたが、
確かに良い事だけを話し、褒める事だけをする世界は成り立たない
気もしますし、本当に良い事が浮き立つのも、悪い事があるから
なのですよね。
そして、この話の流れから、「不倫」に対して芸能界の反応が
厳し過ぎるのでは?というお話になりました。
トラブルを起こした芸能人をバッシングしすぎる?
マツコさんが、矢口真里さんの不倫騒動について語りました。
もし矢口さんが、ことが起ってすぐに「え?何が悪いんですか?」と
言ってしまったとしたら、CMなどの出演は無理になってくるだろうし
出演できる番組も確実に減るだろうけど、それでも一定数でも
彼女を支持する人達がいたはずだ、と語りました。
ここまで裏に引っ込んで表の生活を一切せずに、反省の意を、
世間にずっと見せ続けなきゃいけないほど凄い事だったのかと
疑問の意を示しました。
現在の社会では、女性もたくさん社会参加しており、
平等になってきていると思いがちの反面、こういう「不倫」などに
対しては、男社会的な反応をしている。と語りました。
女の人は「不倫」をすることはノー!
そんなことをしてしまった人は、その人をTVに出したら見ない!
と勝手に思い込んでいるのは、女は不倫などしないと思い込んでいる
男達考えている男性社会的なストーリーだと。
現代の女性は、そういう事に対してもっとさばけている。
矢口さんに対しても支持者はいる。という考えを述べました。
マツコさんは、普通の人が言ったらかなりバッシングになるであろう
ギリギリの意見を、いつも気持ちよい程ズバっと言ってくれますよね。
不倫や浮気のイイ悪いではなく、まるで犯罪者的な状況に
置かれてしまっている矢口さんの立場や世の扱いに対して、
少しおかしいのでは?と感じている人はマツコさんが言うように
いると思います。
報道された内容だけを聞けば、100%矢口さんが悪いという
イメージですが、実際に普段の旦那さんとの生活がどうだったのか、
そういう状況に追い込まれていた可能性はないのか、など
本人でなければ分らないことはいろいろあるのではないかとも感じます。
不倫や浮気を美化するのではありませんが、こういう状況が起ったときに、
どちらの意見も発言できる状況を用意するべきだとは感じます。
その上で良い悪いは世間が判断すれば、それは公平な気がしますが、
一方の印象深い状況だけが取りあげられて、そこだけを非難するのは
事実でないことを世間が非難してしまっている可能性もありますよね。
マツコさんは、矢口さんが堂々と出て来てもいいのにな、
と逆に思っちゃった。と言っていましたが、あえて言わない人たちの
中でも、同じように感じている人はいるだろうと私も感じました。
ペニオクの不祥事でも、同じことをした芸能人でも、明らかに
風当たりの大きさが違いすぎますよね。
世の中にそれを疑問に思う人たちはいると思いますが、メディアに
放送の仕方にコントロールされてなぜかその不公平な扱いを
世が受け入れてしまっている状況は不思議ですよね。