きな粉と違う大豆粉とは、大豆を生のまま乾燥させて
粉末状にした大豆食品で、大豆の皮の部分は取り除かれています。
食べやすいように少量の熱や圧力を加えて作られます。
きな粉と大豆粉の違いは、作るときの製法です。
左:大豆粉 右:きな粉
きな粉もご存知、大豆を粉状にしたもので、炒った香ばしい大豆を
粉末状に砕いて仕上げた製品です。
大豆粉も原材料はもちろん大豆できな粉と同じです。
違いは、作る上での行程です。
大豆粉として精製された大豆の粉は、小麦粉や米粉のように、
パンやクッキーなどの生地として料理に活用することができるのです。
大豆粉を使ってパンを作った場合、小麦粉でパンを作るのに比べて
糖質がたった1/6、そのうえ食物繊維は6倍もあるのは、原材料の
大豆のすごさです。
<大豆粉の栄養成分(100g中)>
タンパク質:
バランスの良い必須アミノ酸が含まれた良質の大豆たんぱく質が
約40g含まれています。
食物繊維:
大豆粉100gに含まれる食物繊維含有量は約13g、そのうち
不溶性食物繊維が80%以上も含まれています。
糖質:
腸内の環境を整えるオリゴ糖が含まれています。
しかも、糖質は極めて少なく薄力粉の約1/5程度です。
ナトリウム:
0.1mg含まれています。
炭水化物:
約29gで、この値は薄力粉の1/3程度にあたります。
カロリー:
カロリーは薄力粉より高めの465kcalです。
1食分を20gとすると93kcalです。
<大豆粉が活用できるメニュー>
食パン、ベーグル
スコーン、パンケーキ、ワッフル
クッキー、ケーキ、マフィン
ピザ生地、餃子の皮
お好み焼き、ちぢみ、てんぷら
他
国産大豆で作られた良質な大豆粉です。
女性に嬉しい大豆イソフラボンと良質なたんぱく質、豊富な食物繊維が
含まれた大豆食品、上手にメニューに取り入れて、栄養バランスのよい
健康的な料理を食卓に並べたいですね。