神戸グルメ・ぼっかけとは、牛すじ肉とこんにゃくの甘辛煮込みです。
「ぼっかけ」の意味は、「ぶっかけ」から変化したことばで、ご飯や
そばめしなどにぶっかけて食べる料理からネーミングが付いたものです。
ぼっかけの発祥は神戸の長田区、忙しい街だからこそささっと食べれる
料理として生まれた料理で、長田区周辺で愛される家庭料理です。
神戸牛は最高級ブランド牛なので、ステーキやすきやきで頂く部分は
とても高価、毎日家庭で食べるにはお値段が高すぎます。
そこで高級ブランド牛の美味しさはそのままで、お値段がお手頃な
「牛すじ」の部分を使い、コンニャクと柔らかく煮込んだ料理「ぼっかけ」
という料理が生まれたのが、ぼっかけの誕生秘話です。
<レシピ:ぼっかけ>(4人前)
材料:
牛すじ肉 500g
コンニャク 1袋
トッピング用のネギ 適量
水 500cc
料理酒 100cc
粉末ダシ 1袋
醤油 大さじ5
砂糖 大さじ3
みりん 大さじ2
すりおろした生姜 大さじ1/2
ぼっかけ作り方:
1)鍋に、多めのお湯を沸騰させ、料理酒50ccと、食べやすい
大きさに小さめにカットした牛すじ肉を入れて茹でる。
2)アクを取りながら、20分程牛すじ肉を茹でる。
3)別鍋で、食べやすい大きさに小さくカットしたコンニャクを
湯がいてアク抜きして、ざるにあけておく。
4)茹で上った牛すじ肉をざるにあけて、丁寧に水洗いする。
5)鍋に水500cc、料理酒の残り50cc、粉末ダシ1袋、
醤油 大さじ5、砂糖 大さじ3、みりん 大さじ2、
を入れて火にかける。
6)牛すじ肉、コンニャク、すりおろした生姜 大さじ1/2を
加えて、フタをして吹きこぼれないように15分煮込む。
7)フタを取って、汁気がほとんど無くなるまで弱火で煮込み、
味をしみ込ませる。
8)お皿に盛り、刻んだネギをトッピングする
<ぼっかけの美味しい食べ方>
■そのまま
刻みネギをちらして、ご飯やお酒のお供に
■ぼっかけうどん
すうどん、きつねうどん、たぬきうどんにぶっかけて、ぼっかけうどんに
して頂きます。温かいスープうどんにはもちろん、スープのない冷やしうどん
との相性も抜群です。
■ぼっかけ丼
丼に温かい白飯をよそって、ぼっかけをかけるだけ。
温泉卵や半熟卵をのせて、卵を崩して食べるのも乙な食べ方です。
ぼっかけの汁がご飯にしみ込み、かき込んで食べたくなる美味しさです。
■ぼっかけチャーハン
シンプルな醤油飯や卵チャーハンの上にトッピングするのがベスト。
そのままトッピング、あんかけしにてトッピング、もしくは、チャーハンの
具材としてご飯と一緒に炒めるのも美味しい作り方です。
■ぼっかけラーメン
シンプルに醤油ラーメンか塩ラーメンにトッピングして、ネギを
ちらして頂くのがベストです。
■ぼっかけお好み焼き
お好み焼きの具としてぼっかけを混ぜて、鉄板かフライパンで焼きます。
ソース、マヨネーズ、ネギのトッピングで頂きます。
■ぼっかけ焼きそば
醤油やソースで味付けしたやきそばにぼっかけをトッピングして頂く。
焼きそばを炒める時点で、具としてぼっかけも一緒にまぜ炒める
食べ方も美味しいです。
■ぼっかけそばめし
こちらもチャーハンや焼きそばの同様、具として混ぜ合わせて作る方法と
出来上がりにトッピングとしてぶっかけて食べる方法が楽しめます。
神戸長田の名物の牛すじぼっかけ、本場の味がお手軽なレトルト食品
としてお手頃価格で発売されているものおありますので、忙しいとき
などは、こちらを温めてご飯やおそばにぶっかけて頂くのもいいですね。
こちらの「神戸長田名物牛すじぼっかけ」は、グランプリ受賞店の
おいしいぼっかけ、販売価格も200円とかなりお手頃です。
この他にも、ぼっかけの美味しい食べ方はいろいろあるようで、
パスタにからめたり、ドリアにしたり、カレーに混ぜたりと
いろいろ工夫された食べ方があるようです。
個人的には、冷や奴にのせても美味しそうだななんて感じました。
いろいろ試してオリジナルぼっかけメニューを創作して、おいしい
ぼっかけメニューを発見するのも楽しそうですね。