8月19日「月曜から夜ふかし」で、愛知県の小さな村「飛島村」が
取り上げられ、町の財政力のすごさと町にある学校や施設の
充実ぶりが話題となりました。
愛知県の飛島村では子供が学校へ入学すると10万円、お年寄りが
90歳になると20万円、95歳で50万円、100歳では
100万円のお祝い金が村から支給されるのです。
平成23年総務省調べによると、日本一裕福な村は
「愛知県 飛島村(あいちけん とびしまむら)」
現在、日本の市町村のうち95%が赤字経営という世の中、
人々が訪れお金を使う有名な観光地でもない、聞いた事もない
小さな村がなぜこんなに潤い、財政力があるのでしょうか?
<飛島村とは、どんな所なのか?>
飛島村は、愛知県の東この位置にあります。
名古屋からは、車で40分の距離です。
飛島村の財政力指数は、他の日本の各市町村などと比べて
「2」以上、財政力指数2以上は、日本で飛島村だけ。
非常に高い財政力を表しています。
<この高い財政力はどこから?>
村の南部の臨海工業地帯から、年間30億円の税収がある。
航空機事業やロケット制作が行われ、電気を起こす
火力発電所も存在しているため、村での収入は、
全部で50億円以上もあるのです。
人口4600人しかいない、老人の多い村では
考えられない収入、その収入源はこれらだったのですね。
<飛島村の豊かさ>
60歳以上の村人が、平日に無料で利用できる
天然温泉「ふれあいの郷」です。
村が8億円を出資して作られた天然温泉施設で、
疲労回復や健康増進など効能の高い温泉、
村民は無料で利用できるのです。
村の公民館は20億円の立派な建物、村民を楽しませる
ホールはこの大きさ。
最新のトレーニングジムが完備された「すこやかセンター」
9万冊所蔵している立派な図書館、ウォータースライダー付き
温水プールなど、とにかく総工費数十億の施設がごろごろ
しているのです。
<豊かな学校>
飛島村立飛島学園:焼酎一貫教育
総工費はおよそ32億円、全ての教室はエアコン完備、
内装は全て綺麗な木目調で統一され、美しい校舎です。
そしてすごいのは、ポソコンの授業用に1人1台分の
パソコンが完備、最新の施設が揃っているのです。
さらに、中学2年生になると生徒全員アメリカ西海岸へ
研修旅行に行き、その費用は村が全額負担しているのです。
心地よい環境、ここでなら子供達も心豊かに学べそうですね。
飛島村の1人暮らしのお年寄りには、1日1本の乳酸菌飲料が
届けられるという手厚い支援もあるそう。
財政力のある村に住んでいると、村からの支援が手厚くて
心も豊かになれそうですね。
お金はやはり心の豊かさにつながるのでしょうかね。
飛島村には豊かな農地と臨海工業地の共存で、現在
空いている土地がなく、移り住む事は困難だそう。
老後を過ごすには最適な場所だな、なんて漠然と思ってみましたが、
現在のところ移り住む事は難しそうです。