ソニーが中古ゲームの再生をブロックする特許を取得したことが
明らかになりました。
特許は、プレイステーション部門が取得したものだそうなので、
主にプレイステーション向けゲームに搭載されるものと思います。
このブロックの原理は、ゲームディスクにユーザーアカウントを
結び付けるもので、仮に他のデバイスでゲームを再生しても違う
アカウントであるためにゲームをプレイすることができないと
いうものです。
確かに技術的には可能で実現してしまいそうですが、
中古ゲーム市場が崩壊してしまう方向へいってしまうのは
どうかと思ってしまいます。
単に中古ゲームが規制されるだけでなく、友達同士での
ゲームの貸し借りなんかもできなくなってしまいますね。
友達の家にゲームを持ち寄って、みんでいろいろなゲームを
楽しむといったことはできなくなってきてしまうというのは
ある意味さみしい限りですね。
確かにオンラインゲームの普及もあり、バーチャル上での人との
コミュニケーションは発達しましたが、それとは逆にリアルな世界での
ゲームを通じてのコミュニケーションは減少していってしまいそうです。
ゲームとアカウントが結びついてしまうということは、
完全にゲームは一人でプレイする方向へ向かってしまいます。
また、新品で買ったゲームをクリアしてそれを中古ショップで売って、
その売ったお金でまた新しいゲームを買って、
という流通の流れもあったと思いますが、
それもどうなってしまうか分からなくなりますね。
まぁメーカーとしては中古が流通することは好ましくない
というのも分かりますが、新品だけが許される市場というのは
どう成長するのか気になるところです。
この特許は、次世代機で採用されるかどうかと噂されています。