エアジョーズと呼ばれることもあるホオジロザメ(グレート・ホワイトシャーク)が、世界の果てまでイッテQに登場しました。ホオジロザメの海面をジャンプして空中で餌を捕らえる姿から、エアジョーズと呼ばれています。エアジョーズは、アザラシやオットセイなどの哺乳類を好んで捕食します。
南アフリカのシールアイランドに生息するオットセイの大群、この島の周りをパトロールしオットセイを餌とする、ホオジロザメがたくさん生息している地域があります。この地域にサメの研究科が多く集まり生体を研究、海面にジャンプしてオットセイを捕食する様子を捉えた、凄まじい映像などの撮影にも成功しています。
真ん中がシールアイランド、黄色い点々が、シールアイランド周辺でエアジョーズのアタックが確認された場所です。島を囲むようにリングになっている場所で、捕食が行われています。
本当にシャークがお腹が空いているときは、静かに泳ぎ深めに潜ってチャンスを待ちながら、上を泳ぐオットセイたちの様子を伺います。そしてここだと思った時に、猛スピードでどこからともなく現れ、勢い良くジャンプして泳いでいるオットセイにかじりつきます。
本当に一瞬の出来事で、目に止まらぬ速さですが、捕食後は海面に獲物の赤い血が浮かび上がり、致命的なアタックだったと理解できます。
エアジョーズの空中ジャンプは様々で、まっすぐ海面から垂直に上がるジャンプ、空中で回転するジャンプ、海面から角度をつけて斜め上に飛び上がるジャンプなど、いろいろあります。
餌のターゲットとなったオットセイは、食べられることを避けるために、自分ができるかぎりの行動を取って懸命に逃げようとするため、3,4分の間、獲物を狩るエアシャークを見ることもできるそうです。
とにかくインパクトが凄いのは、スピードとジャンプ力、そして空中回転して獲物を襲うエアジョーズのアタックです。
ジョーズの歯と顎の破壊力がすごく、一瞬で無残な姿に獲物の肉を引きちぎることができます。
これが人間だったら、と思うと怖いです。
ただ、南アフリカのエアジョーズの捕食映像は、自然の脅威を見事に映しだした凄いものです。