月と木星が2013年1月22日に接近!方角と時間帯をチェック

1月22日の月と木星が接近します。
木星の等級はマイナス2.6等級なので、月明りにも負けず明るく輝きます。

最接近の時間帯は22日の昼間の時間帯である11時15分なので、
残念ながら観測することはできませんが、日没後に視野7度の双眼鏡で
視野内にみることができます。

昼間の最接近が、2013年に観測することができる月と木星の接近では
一番近づくことになるのですが、残念ながらこの接近は見ることは
できなそうです。


双眼鏡の視野界とはいうのは、
双眼鏡を動かさずに見ることのできる範囲を、
対物レンズの中心から測った角度のことです。

視野界の角度が大きいほど、見える範囲が広くなります。
もちろん天体観測でも視野界が広い双眼鏡の方が観測には適しています。

夜の観測時(20時頃)には、南の空の高いところで月と木星が
接近しているのが確認できます。

月と木星の接近

月が左手、木星が右手に見えます。
月の右手にある星が木星なので、見つけやすいはずです。

そのまま一緒に移動し、深夜から夜明けにかけては、
今度は西の空で見ることができます。

木星の等級はマイナス2.6ですが、これより明るい太陽系の惑星は、

火星:マイナス3.0 (明るさ最大時)
金星:マイナス4.7 (明るさ最大時)
月:マイナス12.7 (満月時)
太陽:マイナス26.7

です。
木星は、5番目に明るい星ということなんですね。

普段は木星を見ることを意識することはあまりありませんが、
観測しやすいこの機会にちょっと意識して木星を見つけてみては如何でしょうか?

同じ太陽系にある近くて遠い星、木星を肉眼で見る。
冬の夜空に輝く沢山の星をみると、なんだか雄大で神秘的な気持ちになりますね。

その後は、2月18日、3月17日・18日、4月14日にも月と木星の接近を
観測することができますよ。

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