離婚届不受理願いとは?ドラマ「ガラスの家」

NHKドラマ「ガラスの家」で、財務省主計局長・澁澤一成
(藤本隆弘)が、妻の黎(井川遥)との離婚を避ける為か、
パソコンに向かい「離婚届不受理願い」を検索するシーンが
10月8日の第6話内で放送されていました。

 

澁澤局長
その文字から、何となくどういう意味かは察しは付いたのですが、
どうすれば離婚届の不受理を願いでれるのか、または離婚届不受理を
申し出した場合、役所はどんな対応をしてくれるのかなど、
気になってしまったので調べてみました。

 

離婚届不受理願い

ドラマ内で澁澤局長が検索していた「離婚届不受理願い」とは、
離婚届不受理申請と呼ばれるものです。

 

離婚届不受理申請とは、その文字の通り、離婚届の受け取りを
役所に受理しないで欲しいと申し出をすることです。

 

夫婦双方の話し合いで離婚が決定していない状態にも関わらず、
相手側の一方的な離婚届の申し出により、離婚の成立がしてしまう
ことを防ぐために、離婚届の不受理申出ができるのです。

 

離婚届の不受理を申出すると、役所はその後半年間の間に
提出される離婚届を受理しないことになります。

 

そもそも、わざわざ不受理願いなど出さずに、離婚届けに判を
押さなければいいのでは?と思ってしまったのですが、
実は離婚届は、夫婦揃って提出する必要がなく、印鑑証明も必要が
なく、さらには本人が書き入れたものでなくても、その筆跡などを
調査されることなく受理されてしまうものだそうです。

 

離婚届不受理申出は、相手側の一方的な提出を防ぐためのものです。

 

離婚届の提出の際に、双方で出頭する形にすればいいのに?
なんて思ってしまいましたが、軽くそうすることのできない色々な
事情があるのでしょうね。

 

 

それにしても「ガラスの家」、澁澤局長にも仁志さんにもどちらの
感情も切なくて、感情移入してしまいます。

 

大概のドラマの恋愛模様には、どちらかを心の中で応援してしまう
自分がいるのですが、男性側のどちらの思いも理解ができてしまう
という、とても面白い感情が湧いています。

 

家庭内で不倫が起きるという過激な設定なのですが、不倫という
過激なキーワードを打ち消してしまうほどに、それぞれの立場と
思いが交差する人間模様の描き方に引きつけられます。

 

毎回のお話を見るたびに、大石静さんの手がけるお話は面白い、
と感心してしまいます。

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