手話を覚え人間として育てられたチンパンジーの人生の結末は?アンビリバボー

9月12日「奇跡体験!アンビリバボー」で、人間の子として育てられた
1匹の雄チンパンジーの壮絶な人生が放送され、感動と議論をよびました。

チンパンジーの遺伝子は、人の遺伝子と比べて97%も同じ。
見た目にはかなり違いがあるように見えるのですが、遺伝子で見ると
ほぼ同じということなのですね。

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アメリカで行われた動物と人が会話する実験、チンパンジーと人が
会話をすることを目的として行われたこの実験で、1匹のオス
チンパンジーが、壮絶な人生を歩む事となってしまいます。

チンパンジーニム

 

動物実験は人が生きていく上で本当に必要なことなのか、深く
考えさせられるお話です。

 

野生のチンパンジーは通常、4歳まで母親と一緒に過ごし母乳を飲み、
夜も母親と一緒に眠るのです。しかし、生まれて間もないチンパンジーの
ニムは、この実験の為に生後2週間で母親から離され、人間に育てられ、
人間と同じように生きる生活を歩んでいくことになります。

野生のチンパンジー

 

人間とチンパンジーに会話をさせる研究をしたのは、コロンビア大学の
テラス博士、「プロジェクト・ニム」として研究は勧められました。

 

人の生体と違い、チンパンジーの声帯では言葉を発する事が出来ない
仕組みのため、ニムには手話を教え、言葉を覚えさせることに。

 

人が言葉を覚えるのと同じように、家族の中で過ごし、遊びながら
ニムに手話を教えていきました。

 

ニムは、自分の母乳を与えて育ててくれる人間のステファニーを、
本当の自分の母親と認識するようになっていきます。

母乳で育ったチンパンジー

 

しかし、母親のステファニーが研究の為の記録を取る作業を放棄
したために、新しい母親を捜さなくてはいけないことに。

ここでまた、信頼していた母親と引き離されてしまうのです。

 

新しい環境はコロンビア大学の施設内、そこでニムは、
人間と同じように洋服を着て、テーブルでスプーンを使って食事をし、
さらにはオムツやトイレトレーニングまで教えられるのです。

 

ここで2年以上も生活を共にしたニムの母親役に、ニムは心を許し
人間生活を覚えていくことになります。

チンパンジー人間の子

 

しかし、ニムの母親役が大学院進学の為に他へ移る事となり、
また寂しい別れがくるとさっしたニムは、その母親役を襲って
しまうのです。

 

実の母親、母乳を与えてくれた母親、人間生活を教えてくれた母親と、
幼い数年の間に3度も信頼していた母親を失う事となったニムは、
心を閉ざし、凶暴化してしまうのです。

 

その後、代わる代わる研究員に育てられたニムは、とうとう研究員
までにも襲いかかってしまうことに。

 

人にしてみても、母親との別れがどれだけ辛いものか、それも幼いうちは、
母親が自分の全てに見えるくらいに大切な存在なのに、実験とは言え
あまりに振り回され過ぎたニムの気持ちを考えると切ないですね。

 

そしてプロジェクト・ニムが終止を打ったことで、ニムは霊長類センターに
返され、檻の中での生活を強いられることになってしまうのです。

 

トイレもなく与えられるご飯も餌、檻の中だけでの生活に、食欲を
なくしたニムは、みるみるうちに衰えていってしまいます。

 

それを見ていた、霊長類センターで働く研究員のボブが、ニムを
救おうと毎日森に連れ出し、野生の姿を取り戻させるために、懸命に
ニムと向き合うのです。

ボブとニム

いつしか心を許したニムは、ボブと本当の友達のように仲良くなり、
絶大な信頼関係を築き、ニムの方からボブに「遊ぼう」と手話で
語りかけるようになっていきます。

 

しかし、ここでも悲劇は起ってしまうのです。
霊長類センターの経営悪化で、ニムは新薬の実験施設に売られて
しまったのです。

新薬の動物実験

人間のあまりにも勝手な決断によって、新薬を試す動物実験として
友人のニムが扱われてしまうことが許せないボブは、この状況をメディアに
送る事で、たくさんの人間を動かし、ニムを動物実験施設から救う
ことに成功するのですが、まだ学生のボブにはチンパンジーを育てる
施設を確保することができずにいました。

 

たくさんのメディアに注目されたニム、いろいろな動物を保護している
牧場で飼われることが決まるのですが、群れで生活するチンパンジーに
とってその牧場での生活は孤独そのもの。ニムは一人孤独でストレスの
毎日を送る事に。

 

そしてついには、母乳を与えて育ててくれた母親役のステファニーが
会いにきたときに、彼女に襲いかかってしまうのです。
ボブの懸命な働きかけによって、牧場もニムに友達としてメスの
チンパンジーを招き入れることにしました。

 

メスのチンパンジーと暮らしをはじめるころ、ボブも大学を卒業して、
自分の手でチンパンジーの保護施設建設をはじめるのです。

 

牧場からニムと会うの拒否され、自分の手の届かない所に行って
しまったニムをずっと思い続け、遠くから出来る限りの行動を
起こし続けているボブのニムへの愛情の深さに感動させられました。

 

ニムと暮らしていたメスのチンパンジーが先立ってしまい、また孤独の
生活をしていることをしったボブは、牧場にニムに会いに行く事に。
牧場の経営者が変わり、ボブとニムとの再会を許してもらえたのです。

 

ニムと離れて10年の月日が経っていたボブとの再会、ニムは
ステファニーのときのように、襲いかかってしまうのかドキドキしました。

 

ボブがニムに話しかけるとすぐに、ニムの方から「遊ぼう」と手話を
してくるのです。これには感動で胸がいっぱいになりました。

 

どこにいてもいつでもニムを思い続けたボブのことを、ニムはしっかりと
覚えていたのです。

 

残念ながらニムは、ボブのチンパンジー保護施設が完成する前に
命を落としてしまいます。

 

とても悲しい結末ですが、ニムとボブの間に芽生えた人間と動物の
枠を越えた、感情の通った関係にとても感動しました。

 

人同士でも10年間音信不通で離れて暮らしたら、思いは離れ、
気持ちもわすれかけてしまうもの。それなのに、10年も離れていた
動物と人との間につながっている感情があるとには、勇気が
与えられたとともに奇跡の可能性を信じざるおえませんでした。

 

人間の身勝手な動物実験のために利用され、何度も人を信じかけては
引き離されるという悲しい人生を送る事となったニムの生涯は、
動物実験の必要性の是非を深く考えさせられるお話でした。

 

医学のない動物界に生きる動物は、与えられた運命だけの人生を
生きますが、私たち人間は薬や医療技術を利用することで、与えられた
長さの人生以上を生き延びることも可能な状況にあります。

 

私たちが病気から解放され、より長く生きれるために、いろいろな動物が
犠牲になっているのだという状況は、感謝すべきことだと感じました。

結局、人と動物が話す実験結果はきちんとした形で証明されません
でしたが、VTRを見ていて、人と動物の心がどんな状況でも通うことが
できるということと、それはイコール会話ができなくとも、言葉や感情が
通じ合う事になるのではないかと感じました。

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